圧倒的完成度のゲーミングマイク【FIFINE K658】の徹底レビュー
この記事のもくじ
FIFINE K658
高音質USBダイナミックマイク
今回はFIFINE様からUSBマイク K658を提供して頂いたので紹介します。
今回紹介するFIFINE K658はUSB接続か可能なダイナミックマイクです。
コンデンサーマイクとは違い、湿気や衝撃に強く耐久性の高いモデルです。
開封するとこんな感じです。
パーツの合間にスポンジが入っているので輸送中の事故が少なそうで好印象です。
同梱物はマイク、ショックマウント、固定用ナット、USBケーブル TYPE-A to TYPE-C、5/8’’ への 3/8’’ 変換ネジ、三脚スタンド、説明書です。
マイクの作りは高級感のある金属製でしっかりしていますね。
ダイナミックマイクは近い方が良い感じに音が取れるので近づかないといけないのですが、そうすると息がマイクにかかる「ふかれ」が発生するため、ふかれ防止の風防が最初から着いているのがいいですね。
反面、音量を調整するつまみが若干安っぽいのが残念ですね。
知り合いに「音=つまみ」説を唱えている人がいるぐらいなのでw
組み立てるとこんな感じです。サイズのせいか存在感のあるマイクですね。
↑同梱物を説明しながら組み立てる様子はこちらになります。
スペック
単一指向性のダイナミック・マイクです。
単一指向性はマイクから見て放射線状に拾う感じです。
セッティングがわからない場合、マイクの集音する反対側から見て放射線状に広がっているイメージでセッティングすると良いでしょう。
↑集音のコツはこちらからどうぞ!
ダイナミック・マイクはコンデンサー・マイクほど色々音を拾いませんが、ピンポイントで拾いたい場合はダイナミック・マイクの方が良いですね。
USB接続でプラグ&プレイで使えます。
USBポートの横にモニタリング用の端子があります。
マイクのつまみはゲインコントロールとミュートスイッチです。
音量の調整や音のON/OFFができます。
反対側にLEDをコントロールするスイッチが付いています。
タッチセンサー式でタッチをするとLEDがついたり消えたりします。
重さは約1.1kg
音声テスト
それでは音声を確認してみましょう。
録音は10cmで話すのが推奨されています。
向きや距離を変えて収録してみましょう。
テスト1・距離と方向性
テスト2・音量
感想
単一指向性らしくマイクの横や後ろから集音すると音量が一気に下がりますね。
正面からであれば音量の調整次第でしっかりとした綺麗な音で集音できるのがいいです。
音量は9時方向よりかは12時あたりで集音するとハリのある太い音になるのでオススメです。
声に関しては集音する向きと音量が間違えなければ、今回みたいに音の編集をしていなくてもしっかりと使えるので生放送向きのマイクですね。
テスト3・アコースティックギター
感想
USBマイクにありがちな低音の不足は感じないので、配信で弾き語りとかなら使えると思いました。
ただストロークの音を聴いて思ったの、は一定の音量を超えるとマイク自体でコンプレッションをかけています。
まとまりは良いけれど完全に自然では無い感じですね。
対応している周波数の上限が15Khzまでなので、もうあと少し上の、20Khzの倍音成分にかかわる超高音域まで対応していればもっといい感じの音になりそうですね。
テスト4・アコースティックギターの音を編集してみた。
編集したソフト
アコギの音を編集はiZotopeのRX8、Neutron3、Ozone9のelements版でAIに任せで編集し、設定後にEQが極端だったので少し調整した程度です。(すなわち誰でもできる感じです。)
感想
思った以上にいい感じの音になったなと思いました。
最初の集音が良くないと良い感じ音にならないのでFifine K658は音が良い優秀なマイクなんでしょうね。
マイクテスト
それでは他のUSBマイクと比較してみましょう。
使用するマイク
fifine K658です。
比較動画
感想
Fifine K658
Fifine K658特有のコンプレッションが効いた音で、収録の段階で完成した音を目指しているのがわかります。
音は低音が少ないためやや腰高な印象。女性の方が綺麗に集音できそうなイメージがあります。
聴こえやすい反面、低音が欲しい方には物足りないかもしれません。
高周波ノイズが気になるのでノイズの元になるような照明、無線などからは遠ざけた方が良いです。ノイズはソフトでリカバリーできるレベルです。
風防がある割に吹かれが入りやすいのが気になります。
ボーカル用ノイズリダクションWAVES CLARITY VX
BLUE SNOWBALL iCE
Fifine K658みたいにコンプレッションがかかっていない音なので、自然な感じで集音できます。
K658に低音が加わった感じなので音のバランスが良いです。
テストしたマイクの中で一番低音の環境ノイズが入っていました。
ノーカットやiZotope RXシリーズかWaves Clarity VXを使えば解決できるレベルです。
USB端子がmini USB(またはmini-B)というかなり廃れた端子なので、使い続けるならmini USBの端子がついたケーブルを2〜3本用意するか、変換プラグを確保しておいた方がいいです。
ANKER POWERCAST M300
こちらも低音がありバランスが良いマイクです。
アタック感が足りないのでBGMに埋もれやすい音になりがちです。
テストしたマイクの中で高周波ノイズが一番大きいので、最初のセッティングに気をつける必要があります。
RAZER SEIREN MINI
テストしたマイクの中で一番ノイズが少ないマイクでした。
音のバランスは良い反面、ぬけが悪いのでBGMに埋もれやすい。
一番コンパクトなので旅先でナレーションを入れたり、WEBミーティングをする時に役立つマイクです。
まとめ
Fifine K658は何もしなくても完成された音なので扱いやすいマイクです。
声の通りが良いので配信やWEBミーティングでも相手に聴こえやすくなるマイクなのではないでしょうか?
またギターの音も自然に入るので弾き語り用のマイクにも使えそうですね。
Fifine K658オススメです!!