izotope RX-8を使って動画のホワイトノイズを消そう

今回は動画のホワイトノイズを除去するために使うプラグイン「iZotopeのRX-8」について話します。

iZotope RX Elements (v8) アイゾトープ

ホワイトノイズ

動画を撮影している人は撮影後、編集の時にシューというノイズが気になる方はいませんでしょうか?

このシューというのはホワイトノイズと呼び、ホワイトノイズを消さずに動画の音量をあげると、音量と共にホワイトノイズが大きくなります。

ホワイトノイズを上げないために全体の音量を上げずに聞こえずらくなるか、音量を上げてシューというノイズまみれの安っぽい動画にするかの二択になります。

まあ、BGMでごまかすやり方もありますけどねw

以前、Sonyのマイクを紹介した時、マイクのノイズが多かったのでAudacityという無料のソフトを紹介しノイズを除去しました。

今回はさらに楽なやり方でノイズ除去できたので、自己流ですがそのやり方を紹介します。

iZotope RX-8

使うソフトはiZotope RX-8というソフトです。

RX-8はノイズ除去ソフトでグレードは

elements、standard、advanced

があります。

StandardとAdvancedになるにつれ色々できるようになります。

今回は動画のホワイトノイズを除去する解説なので、その程度ならelementsでOKです。

動画のホワイトノイズを消すのはRX8に収録されている、

Voice de-noise

という機能を使います。

用意する物

RX-8はソフト単体で動くスタンドアローン機能がありますが、私の環境ではエラーが起きるのでDAWソフトあるLogic Proを使って説明します。

DAWソフトは無料のものだとMacはGarageBand、WindowsはCakeWalkがあります。

動画編集ソフトでプラグインを使いたい場合、WindowsであればダヴィンチリゾルブやVegas Proなどがプラグインの規格であるVSTに対応しているので使えます。

Macの動画編集ソフトでDAW用プラグインが使えるソフトがあれば教えて下さい。

ノイズ除去のやり方

動画ファイルを読み込む

Logic Proで動画を読み込みます。

「ファイル」から「ムービーを開く」

で動画を読み込みます。

読み込んだ動画の無音状態の場所を探して下さい。

Voice De-Noiseを起動

プラグインを開く場所から

「Audio Unit」>「iZotope」>「RX 8 Voice De-Noise」

という順で辿り、「RX 8 Voice De-Noise」を起動します。

「RX 8 Voice De-Noise」のコントロールパネルにある「Adaptive Mode」と書かれた文字の横のチェックを外し「Learn」を押します。

無音部分を再生

先ほど探した無音の場所を再生し、すぐにストップして下さい。

以上で終わりです。

音声のホワイトノイズをラーニングさせる事で動画のホワイトノイズは大抵消えます。

むしろ消しすぎたかなと思った場合、スレッショルドやリダクションで微調整をすることや各周波数ごとに微調整するのもOKですが、

よくわからない場合は特にいじらなくていいです。

比較

イヤホン、ヘッドホン推奨

書き出し

その他編集が終わったら「ムービー」から「オーディオをムービーに書き出す」を選んで書き出します。

ムービーに書き出すのは結構時間がかかるので、音声のみバウンスし動画編集ソフトで映像と音合わせするやり方もあります。

注意点

注意点は声よりでかいノイズの場合、声ごと消える事です。

これは余計な音が入らないように気をつけるしかないです。

収録している場所の近くにエアコンがある場合、収録の時は消して余計な音を入れないようにして下さい。

また粗悪なマイクだとノイズが入りやすいので、少し良いマイクを購入するとノイズ対策になります。

次に収録された全体の音が小さい時にノイズ除去を行うと、声にノイズ除去の影響が受けやすくなります。

右の方にあるInputで音量を上げます。

ノイズ除去の効果を得るために音量を上げるのが目的なので音量を上げた分と同じ量をOutputで下げて下さい。

RX-8のプラグインの前にGainを組み込んで音量を持ち上げるなどしますね。

あと、収録時は声を張って下さいw

もともとの音がきちんと集音されていれば編集する手間が一気に減ります。

まとめ

今回はiZotope のRX-8を使って動画のホワイトノイズを消すやり方を紹介しました。

このRX-8はおそらく他にも色々できると思いますが、今回は動画のホワイトノイズを消す事の一点突破で紹介しました。

ノイズを消す事によって、ノイズを消した後の編集で音量を上げてもノイズが大きくならないのでより聞こえやすい音になります。

結果、音に関してはノイズを消すだけでクオリティを上げられるのでノイズ除去オススメです。

iZotope RX Elements (v8) アイゾトープ

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