USB TYPE-CのケーブルはTHUNDERBOLT3用のケーブルを買っておけばOK説
この記事のもくじ
USBについてザックリ解説
USBの規格は色々あり混乱を生む原因になっています。
とりあえず、覚えておけば良いポイントは
転送速度の規格
端子の形状の規格
の2点です。
USBの転送速度の規格
USBの転送速度には規格があり長年スタンダードだったものがUSB2.0で480Mbps/sで転送する事ができました。
PCのハイスペック化、データの大容量化に伴いUSB2.0では遅すぎるので、USB3.0という5Gbps/sというUSB2.0に比べ20倍の速度で転送ができる規格が誕生しました。
現在ではUSB3.0がスタンダードになています。
さらにUSB3.1があり、こちらは10Gbps/sというUSB3.0の倍の速度が出ます。
(USB2.0に比べると40倍ですね。)
ここからややこしくなるのが、
USB3.0とUSB3.1の名称が変わります。
USB3.0はUSB3.1(GEN1)
USB3.1はUSB3.1(GEN2)
ある時期から上記の様にそれぞれ名称が変わります。
商品説明でUSB3.1と書いてあった場合、よく読んで最大速度が5Gbps/sか10Gbps/sか調べる必要があります。
2020年11月現在では、見かけませんがUSB3.2という規格もあり、こちらは20Gbps/sという速度が出ます。
USB端子の規格
USBの端子の規格は色々ありますが代表的なものとして
Type-A
古くからよく見かけるUSBの代表的な端子ですね。
micro USB
カメラやイヤホンといった小型のガジェットによくついている端子です。
後述のUSB TYPE-Cが出てきてからは、microUSBだとガッカリされる事が多くなりましたw
Type-B
HDDでよくついていた端子ですが、最近見かけなくなりましたね。
Type-C
今回紹介する近年主流になりつつある規格です。
USB TYPE-Cの主な特徴
USB TYPE-Cの最大のメリットは
今まで紹介した端子と違い
上下が無い
ので、いちいち確認しなくて良いのが最高ですw
PD対応
特徴としてはPD、急速充電対応です。
最大100Wまでの電力供給が可能です。
USB充電器でUSB TYPE-Cだけワット数が大きく充電できるのはこのためです。
外部モニター接続
次に外部モニターへの接続です。
モニターがUSB TYPE-Cで接続できるものであれば、PCなどから映像を出力する事ができます。
モバイルモニターはこれが主流になってきていますね。
Type-C対応のiPadで使える
最後にiPad ProやiPad AirなどTYPE-Cの端子がついたiPadに直接挿せる事でしょう。
これによりiPadでの作業が格段にやりやすくなります。
話によるとiPad ProはUSB 3.1(GEN2)、iPad AirはUSB3.1(GEN1)対応との事です。
注意点
上記のように転送規格と端子の規格は別物です。
なので、USB TYPE-CだけどUSB2.0しか対応していないケーブルや、USB TYPE-AだけれどUSB 3.1(GEN2)に対応したUSBハブもあり、ややこしさが増しています。
(USB 3.1(GEN2)対応のUSBハブ、ただしTYPE-Aのみ)
USB TYPE-C & USB 3.1(GEN2)対応のUSBハブ
TYPE-CのケーブルはTHUNDERBOLT3が最強
ハブは確認しやすいですが、ケーブルはよく確認しないといけないので面倒くさいです。
ケーブルで悩みたく無い方にはTHUNDERBOLT3のケーブルを使う事をおすすめします。
THUNDERBOLT3のケーブルはappleのMacBookシリーズの電源としてついてくるケーブルと同じで、端子はUSB TYPE-Cと全く同じです。
THUNDERBOLT3のポートに繋げば、USB3.1(GEN2)として認識されるためUSB TYPE-Cのケーブルとしても使えます。
なのでTHUNDERBOLT3のケーブルを使えば、自動的にUSB3.1(GEN2)、USB TYPE-Cのケーブルになり悩まなくて済みます。
余談
THUNDERBOLT3対応のガジェットを使い、PC側もTHUNDERBOLT3対応の場合、40Gbps/sという超高速で転送する事ができます。
THUNDERBOLT3対応の高速SSDでテストした事があり、21GBのデータ容量を15秒で転送する事ができました。
THUNDERBOLT3対応のケーブル
apple
Anker
Belkin
オススメのTHUNDERBOLT3のケーブルはこれだ!!
有名どころを紹介しましたが、結構いい値段するんですよね。
信頼性があって安いケーブルを見つけました。
ORICO
なんと8K対応w
商品名の通り高スペックの規格に対応し、価格も2000円台なので他のケーブルに比べ半額で購入できます。
ORICOはSDDのケースなど自作PC派には結構有名なメーカーで、20年以上前から存在する中国のメーカーです。
最近だと最初の方で紹介したUSB3.1(GEN2)のUSB HUBが有名です。
ORICO HP
なので信頼性の高いメーカーのケーブルなのでオススメします。