速弾きの練習の手順と注意点

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速いフレーズを練習する時にまず気をつける事は速いテンポのままで弾かない事です。
フレーズが体に入っていないと、リズムや力加減が滅茶苦茶になり手をいためる原因になります。

長いフレーズであれば1小節単位や2拍だけなどキリのいい短いフレーズを練習してから他のフレーズと繋げた方がいいです。

練習の手順として、まずは原曲のテンポから半分に落としフレーズの譜割りも半分にします。

フレーズの譜割りが16分ならら8分、6連なら3連と半分にします。

こうする事で、フレーズとリズムが頭と指で認識でき、それが身に付けば速いテンポでも迷う事無く弾けます。

その為に遅いテンポで練習しフレーズのもたつき、指のもつれやリズムのアヤフヤさが無くなるまでひたすら弾きます。

フレーズがスムースに弾けたら、初めてテンポを上げていきます。

テンポを上げた時に左手に力加減を必ず確認して下さい。
弦を押さえる左手の指は当然として、親指、手首、手の甲にまったく力が入らないように意識して注意をはらって下さい。

速く弾きたい人は弾けないとムキになってやる傾向があり、その分、手に力が入りやすいので、この力加減は常に意識して注意すべき点です。

(そして、そのムキになりやすいのはなにを隠そう筆者の私だw)

遅い時点で手に力が入っていると速いテンポの時はもっと力が入る為、フレーズが弾けないか、弾けるけど手を痛める要因になります。

手を痛めてからでは遅いので、遅いテンポの練習段階で力が入らないよう注意して下さい。

(手のどこかを軸にして弾くこうすると力が入る要因になります。)

ある程度まで速いテンポで弾け、これ以上もう弾けなくなったらフレーズのテンポを元に戻します。

再度テンポを原曲の半分にするので最初の頃に比べると色々と意識できる余裕が生まれます。

再度、テンポ上げる時には前回の限界+αまで上げると成長した気分になれます。(+1でも可)

こういう地道な練習方法の方がフレーズを習得する近道ですし、怪我の防止にも繋がります。

POINT・かなり遅いテンポで練習する。
・弾けるようになってから、
 テンポを上げる。
・手の力加減は常に意識する。
・速さの限界まできたら、
 再度テンポを下げる。
・テンポの上げ下げを繰り返す。

2018年8月10日 大幅加筆修正