赤道と北極点とピックと遊び

まずは赤道からの角度を表した緯度の図を見て下さい。

この図に赤道周辺に黄色で丸を書きました。

この黄色い丸と北極点や南極点がある外枠の丸では、緯度と緯度の幅が違います。
“赤道からの距離があると緯度と緯度の幅が広く”なります。

この幅がピックの遊びの部分と考えて下さい。具体的には”弦を弾いた時にピックがどれだけ自然に動ける幅があるか”です。(ただし、力を抜いた状態に限る。力を入れると弦の抵抗を全部受けるので距離は関係なくなります。)

上の図で黄色い丸で囲った部分はピックに当てはめると、弦に当たるピックの先付近で持っているのと同じです。

これだとピックが弦の抵抗をかわす事が出来ないので引っ掛かる音になり、弦に対しピックが浅く入るので音が小さくキレの悪いサウンドになるか、音が大きいけれど耳障りな音になります。

上の図の赤道と北極点の関係はピックで表すと弦が当たる部分から遠い場所で持つ事と同じです。

ピックを持つ部分が弦から遠ければ遠い程、ピックの遊びの部分が大きく当たっても、弦の抵抗をかわす事ができるので引っ掛かりがないキレのある音になり、かつ深く当たるので力を入れなくても大きい音が出せるようになります。

私は昔、前者のピックの先で持っていましたが、現在では後者の持ち方で弾いています。

http://gtmaxx.com/GTM/pickform/

http://gtmaxx.com/GTM/pickthick/