BAD CAT COUGER 50の真空管を取り替えた話

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3年ぐらい前にヤフオクでBAD CATのアンプCOUGER 50というアンプを買いました。

音自体は良いアンプでしたがアンプに触るだけでキンキンカンカン鳴っていたのと、低音ノイズがギターの音を10とするとノイズが7ぐらいと、かなりノイズが大きかったので録音には使えないなと思い、倉庫(押し入れ)にしまっていました。

最近になってDAWのプラグイン経由ではなくアンプで音が出したくなり、練習用ならCOUGER 50で良いかと思い引っ張り出してきて、まずはスピーカー経由でセッティングしてみました。

相変わらずキンキンカンカン鳴っているし、ノイズも多かった上に、久しぶりに音を聞いてみたらそんなに音量を上げていないにも関わらずコンプレッションがかかったり、キンキンカンカンの延長でフィードバックし始めたりとヒドイ有り様だったので、ネットで原因を調べてみました。

原因を調べたところキンキンカンカンは「マイクロフォニック現象」という真空管の劣化による現象で交換する以外に対処法がない事をわかりました。

またノイズは真空管の劣化による事が原因で増える事が起きると買いてあったので、真空管を交換する事にしました。

真空管を揃えよう

マイクロフォニック現象は主にプリ管が原因との事なので、まずはプリ管を交換するためにCOUGER 50のスペックを見たところ「12AX7」が「3つ」と書いてあったので価格を調べました。

そうしたら自分が記憶している価格よりも2倍から3倍ぐらいの価格になっていてビックリしました。

また品切れになっている商品も多かったので原因を調べたところ、ロシアのウクライナ侵攻による輸出入の規制によりロシア産の真空管が入ってこないため品不足な上に、昨今の円安により価格が上昇しているみたいでした。

仕方ないのでヤフオク&メルカリで良さげな真空管を探す事にし、あまり使用されていないTAD 12AX7が2つメルカリに出品されていて市場の1/4以下の価格だったので即購入。

12AX7は3本必要だったので、もう一本は昔使っていて壊れてしまったBlackStar HT-5から拝借しましたw

いざ取り付けようとしたら

真空管が3本揃ったのでCOUGER 50の筐体からアンプを取り外し、いざ交換しようとしたら12AX7のスロットが「4本」あって超絶混乱しましたw

その時の感情↓

WEBのスペックを見返してみましたが代理店のページですら3本と記載があり、苦笑いをしながらとりあえず今ある分の真空管だけでも交換することにしました。

スロットが4つある内1と2がネジを開けないと交換できない面倒臭い仕様だったので、1と2にTADを挿し、3にBlackStarの真空管を挿し、4をCOUGAR 50に元々挿してあった真空管の中からパッと見綺麗なものを挿して、筐体に取り付け音を出してみました。

サウンドの変化

真空管を変えて音を出してみたところ、歪みchのみまだキンキンカンカン鳴ってましたが、元々の音より1/10ぐらいまで抑えられたので真空管交換して正解だったなと思いました。

クリーンchではマイクロフォニック現象が起きていなかったので、スロットの1と3がクリーンch、2と4が歪みchなのかなと思いました。

低音ノイズと妙なコンプレッションは残ったままだったので、折角だし真空管を全部取り替える事にしました。

再度真空管調達

ヤフオクで割引になるクーポンが2つあったのでそれを使い、FENDER名義のGROOVE TUBEの12AX7とELECTRO HARMONIXのパワー管EL-34(2本)落札しました。

パワー感は真空管同士の相性があり、マッチングしたものを一気に揃える必要があったのでクーポンには助かりました。(1/10 ぐらいの価格で手に入った。)

ELECTRO-HARMONIX ( エレクトロハーモニックス ) / EL34EH Matched Pair
ELECTRO-HARMONIX ( エレクトロハーモニックス ) / EL34EH Matched Pair

真空管交換

再度、筐体からアンプを取り外し全ての真空管を交換作業を始めました。

プリ管はスロット3にFENDER/GROOVE TUBE、スロット4にBlackStarを挿しました。

パワー管を取り外しエレハモの真空管を挿そうとしたところ、元々の真空管はスロットに挿すピンが8本、エレハモのピンが7本と一本足りないことに気づきまた混乱w

ピンに数字が書いてあり6番ピンが無いのが不思議に思い調べたところ、

EL-34は7本で十分で中国産だけはなぜか8本になっている事が多い。

また6番ピンは電気的に意味がないとの事だったので安心し、スロットに書かれた番号と真空管のピンの番号を合わせ挿しました。

(参考・中国製のパワー管EL34の見分け方(その2)https://blog.goo.ne.jp/vintagesound2011_001/e/72efa94ee819c29bb0f57720fef4729e

いざ音出し

全ての真空管の交換を終え、筐体にアンプを取り付け音を出してみました。

マイクロフォニック現象 > 皆無(なのでマイクロフォニック減少経由のフィードバックも解消。)

低音ノイズ > 体感1/10ぐらいまで減少

変なコンプレッション > 皆無(伸びのある素直な音になりました。)

メルカリとヤフオクで揃えたので真空管は5,000円しない価格で揃えましたが、真空管を交換した効果は絶大で練習用と考えていたけどメインで使おうか考え始めるぐらい良い音になりました。(サウンドは後日アップします。)

結論

販売されてから随分経つアンプなので真空管の劣化はあるにしても、全ての真空管が寿命間近みたいな事はあんまりないと思うので、元々ついていた真空管の品質がかなり低かった可能性があります。

なので、中古でCOUGARシリーズを購入したら、まず真空管交換する事をおすすめします。(プリ管は4つ必要なのでご注意あれw)

編集後記・真空管はクオリティがあまりに低いのでフリマには出さず捨てました。