練習時のテンポ

レッスンで最初はなるべく遅いテンポから練習し、練習内容が出来るようになってから徐々にテンポを速くしていき、原曲のテンポから+10~20の足したテンポまで上げていった方がいいとアドバイスしている。

最初遅いテンポでやる理由は何を弾いているのか完璧に把握する為で、脳に今やっている事をインプットする為に必要な事だと理解してほしい。出来ない状態で速いテンポで演奏するのは、古いCPUやメモリ不足のPCで最新のグラフィックを使っているのと同じ状態で、基本フリーズか色々な処理が遅くなる。演奏でいえばコードの移動のぎこちなさや途中で演奏が止まってしまうのと一緒だ。

そういったぎこちなさを解消する為、遅いテンポから始めていく事を推奨している。(筆者はギターソロで6連とかの詰め込んだフレーズは6連なら3連にしそこからさらに落としたテンポで練習を始め、ある程度のテンポで出来るようになったら6連にしている。)
遅いテンポで完璧に出来れば、あとはテンポを上げていくだけなので簡単な作業となる。

原曲のテンポから+10~20の足したテンポまで上げる理由は、原曲より速いテンポを練習した事でオリジナルのテンポで演奏した時に速度に対する余裕が生まれ、ライブなどの人前で演奏する時に少し心の余裕が生まれやすい。
また、ライブでは原曲より速いテンポでの演奏になってしまう事があるので、そういう状態になった時の対策としても有効だ。