同じ誕生日の偉大なギタリストの思い出

本日は私の誕生日でもあり、昨年亡くなったギターの師匠である小川銀次さんの誕生日でもある。ギターを本格的に練習し始めた時期に習い、影響を受けた方なので亡くなった時は喪失感が大きく文章でまとめきれなかったので淡白なものしか書けなかった。

習い始めた頃は銀次さんはライブ活動を休止していたので、実際に音が聞けるのはレッスンのみだったので貴重な体験だった。最初の一年はみっちり運指でこの頃の練習が今に繋がっている。
二年目からカッティングとアドリブがメインになってきて、エレキギター特有の奏法のアイディアを見せつけられた記憶がある。この二年間というか亡くなるまで言われ続けたのが、「力を抜けw」だった。
自分のレッスンやカリキュラムでフォームや力加減についてうるさいのは、この原体験があるからだろう。

二年間のレッスンが終わった頃ぐらいから、銀次さんがライブをやり始めていたので行ける限り行っていた。バッドキャットアンプを使ったライブは自分が聞いた中ではベストだったので、使い続けて欲しかったがバンドサウンドと相性が悪いとの事で封印してしまったのは残念だった。

亡くなる前の数年間はリハと重なっていたので行けなかったのが残念だった。ちょうどスケジュールが合いそうだったのが二年前の9月のライブだったけれど、その前に倒れてしまい中止になってしまったので復活を期待していたが、昨年の夏に亡くなってしまったのでかなりショックを受けた。
ギターライフにおける影響度が高かったので、かなりの喪失感があった。ギターを習っていた他の連中も同様だったようで哀悼の意を記すツイートなどが見られた。

ギターを弾いて作品を作っていく事が恩返しだと思うので、自分の道を信じて進むしか今はできない。